鋼製ローラーゲート 扉体 製作工程
今回は鋼製ローラーゲート扉体の製作工程をご紹介いたします。
このローラーゲートは、弊社で製作するゲートでは大きいサイズの部類に入ります。
↑中間に入る桁を製作します。水圧を支える骨になる部分です。
↑主桁、端縦桁を配置して仮組立をしていきます。
↑溶接作業がしやすい様に、製作品を立て、スキンプレートと桁類を溶接していきます。
この後、この扉体を縦にしたりひっくり返したりして、内側をすべて溶接します。
なぜ回転させて溶接していくかと言うと、溶接を下向きで行うようにするためです。
下向き溶接をすることによって安定したきれいなビード(溶接線)ができます。
↑溶接をおこなうと、どうしても歪(ひずみ)がでてしまいます。
水を止めるためには、ミリ単位での寸法が要求されるため、必ず歪取りをおこないます。
弊社でおこなっている歪取りは2つの方法があります。
1つはガスバーナーで炙り、すぐに水で急冷して逆方向に歪をだして元に戻す方法。
もう一つは上記写真のプレス機によって押す方法。
場合によって方法を選んでいます。
↑歪取り後、寸法検査を行い製缶完了になります。
今回は、扉のサイドに付くローラーや、全体の塗装はお客様にて施工していただきました。